フラゲは叶いませんでしたが……。

Trickster

Trickster

転勤初日、頑張って早起きして出勤途中、ナニワのヲタ街に立ち寄って兄友さん(仮名)で無事ゲット!帰宅まで我慢して、夜半、やっとこさフルで連続でエンドレスで拝聴叶いましたですが、いや、ホント、今回はちょっと半端無く良いシングルでしたね。PVフル視聴を王様レコードおふぃさるですとか某Youな管さんとかでも繰り返していたのですけれども、いえ、繰り返し観ていたからこそなのかもですけれども、タイトル曲も二曲目もなんつーか、思いの外、伴奏も声もドスンっと耳から頭から胸まで真っ直ぐ飛び込んでくる感じで。特に、一曲目の前奏無しにいきなり切り込んでくると言ふか呼びかけるやうに飛び込んでくる歌い出しと、続くギターのがりっがりっがりっ、な刻みに無意識に肩とか指とか動いてしまう感じ、あれがなんつーか、ぞくぞくっと堪らんかった訳で。2コーラス終った後の間奏も楽曲の流れを乱さず、シンプルで凄く良いですし、ラストまで疾走するかと思わせて不意に後奏が途切れた後の奈々さんのアカペラ部分も、その流れの余韻を十分に繋ぐ感じに綺麗に放たれて、何とも気持ちの良い3分49秒でしたです。そんな一曲目の後、間髪入れず始まった二曲目、がらりと色を変えた奈々さんの声は、使い古された表現でスミマセンですが文字通り「ポップでキュート」、ぱっきりと世界が切り替わって、あわあわしている内に軽快な打ち込みとベースとブラスにこりまた文字通りころがされてしまって、ブリッジ部分のちょっとトーンの低い所からの艶っぽい歌い上げにドキドキしている内にラストまで持って行かれて終了。こりまたあっと言ふ間の3分49秒。飽かず楽しませて頂きましたです。そして愈々、三曲目。最初の楽曲と同じく前奏無しの歌い出し、けれども世界観はガラッと違う、こりまた鮮やかに色を変化させた奈々さんの歌声はどちらかと言へばドラマチックに切なく歌い上げる感じ、バンド・打ち込み・ストリングスが必要最小限の厚みで折り重なってその歌声を包み込む綺麗な展開に、まだ見ぬ物語の場面を次々と追うやうな、何処か懐かしい気持ちを覚えながら聴き入る内に、4分26秒のドラマは終了。嗚呼、この三曲、ライヴで立て続けに聴けたら最高やろうなあと、溜息混じりに余韻に浸る己でありましたです。てか、楽曲毎の声音と表現の変化の凄さなら、前のシングルでも十分感じた筈なのですが、今回はなんてーんでせう、これだけ色の違いを見せながら一枚のシングルとしての収まりが凄く綺麗だったなあと。多分にこりは、今回も勿論どれをA面扱いにしてもおかしくない充実感がありつつ、三曲通して聴く事前提の、曲順やバランスを意識したプロデュースが為されていたからかなあと。通しで拝聴しても15分にも満たない時間でしたが、物凄く充実感のある一枚だったなあと、改めて。残念ながら新宿コマ劇場の座長公演には応募出来ない身の上ですが(泣笑)、そりでも発売日に手にして聴けて、ホント良かったなあと心から思った次第です。もしも座長公演でこの三曲歌われるのでしたら、トリクロは是非、演歌ヴァージョンで……!(ヲイ)DVD出たら絶対買うし……!等と夢想しつつ(ヲイコラ)、当分の間は通しでヘビーローテーション決定。後、どーでも良いですが、発売日の某チャートでは、若の新曲を抑えてデイリー2位をゲットしたそうで。おめでたう御座いました奈々さん♪来週の若のコンサートに付き合う際、家人の運転手をする予定なのですが、BGMには勿論、若の新曲の合間にこのシングルを掛けさせて頂きますね♪(ヲイコラマテ)