2008-08-06 祈る。 雑記 電車の中。 蒼く遠い空を眺めて。 強く握り締めた吊り革の感触を確かめながら。 あの暑かった夏の日に。 地上に現れた業火を己は。 少しの実感も無く遠く思い浮かべ心の底を冷やして。 脳裏を過ぎる幾つかの映像や写真や言葉でしか知らない。 その火に生きながら焼かれ炙られ奪われた。 人々の姿と命と生を死を想い。 ただ祈る。 あの現実がこの先いかなる未来にも。 訪れることがないようにと。 ただひたすらに祈る。 ありえることとして受け入れてしまわないよう。 ただひたすらに。 祈り続ける。