更に、切ない……。

野田大元帥閣下まで……!(滂沱)


己にとっては。
目からウロコな翻訳SFの世界を開いて下さった。
恩人のやうな作家さんでした。
週末ごとに自転車で通った片道30分。
図書館の棚を埋め尽くす文庫本の中から探し出した。
キャプテン・フューチャーシリーズの軽妙な訳文に。
そりまで小難しく堅苦しい訳本ばかりを。
背伸びして選んでいた己は脳天を殴られるやうな衝撃を。
覚えたものでした。
心から、ご冥福をお祈りいたします。
どうか、安らかに。




てーか。
こういふ報せに触れる機会が重なり続けると。
本当にもう、切ないです。
それだけ己もそりなりに年齢を重ねているのだと言ふ事かもですが。
本当に、本当に、切ないです……。