やっと本気で。
涼しくなってきた気が(本気て)。
お陰様で、台所に立つ回数が増えて参りましたです。
や、真夏に比べたら順調に増えているのですが。
ガスを使う機会が増えたっつーか何つーか(ええいこのへタレめ/マテ)。
そりは兎も角。
己的ねぐらは高層な旧公団の団地@築三十年越え、の高層階にあるのですが。
そのフロア廊下は真ん中にあって、両側が吹き抜けになっているものの。
フローリングの壁の色彩と言い、コンクリ配管剥き出しの天井と言い。
古い病院の地下フロアを何となく彷彿とさせる雰囲気なんですが。
己的ねぐらの扉ってーのが丁度、照明器具の途切れる辺りにありまして。
良い感じに仄暗いんですよねー(え)。
でも己、作品としてホラー映画とか怪談ものが苦手な割りに。
そういふリアルなシチュエーションの怖さ、にはとんと鈍くて。
その仄かな暗さに対しては何の恐怖も感じなかったりする訳で。
寧ろなんつーか、落ち着くと言ふか心地良いと言ふか。
ええと、雰囲気で良いますとアレですね。
うっかりつけてたTVで観るとも無く観てしまったけれども。
思った程怖く無かった邦画『仄暗い水の底から』に出てくる団地の。
廊下がもしも真ん中に走っているタイプだったら……そんな感じなんですが(えー)。
で、昨夜、お仕事に疲れつつ真夜中近くに帰宅して。
携帯でネットチェックなどしながら(軽く中毒か己)。
己的ねぐらの玄関まで辿り着いて鍵を取り出したんですが。
ふと見ると、扉が、朝見たときよりも明らかに、錆が酷くなっていたんです。
あれ?己んちいつの間にこんなに古びてしまったのかと吃驚して。
扉の上の表札を見上げましたら、部屋番号が微妙に違うんです。
あれあれ?と振り返りましたら、いつもの廊下よりも更に仄暗い。
……何の事は無い、フロアを間違えていたと言ふ(汗)。
でも、エレベータ乗った時にはちゃんと、自分のフロアの番号を。
確かに押した、と思ったんですが。
それより何より、鍵穴に鍵差し込む前で良かったなあと思いつつ。
一階下へ引き返しましたのですが。
……一つ上のフロアは、なんてーんでせう。
己的ねぐらのあるフロアよりも更に仄暗くて。
ええ、同じ色彩、同じ照明の配置、にも関わらず。
それに、扉含めての塗装直しが今年の初めだったかに。
この団地の棟で一斉に行われたばかりだった筈なんですよねえ……。
んでもって、己のねぐらの真上のお部屋と申せば。
半夜勤的定時な仕事に付いている己が。
そろそろ寝るかなあと言ふ時間に差し掛かった頃毎晩のやうに。
ごろごろ、ごろごろ、っと何かを転がすやうな音を。
決まって立てるお部屋だったりするんですよね……。
そんな環境に暮らし始めてそろそろ丸三年が過ぎやうとしておりますですが。
ええ、ちっとも、怖い、と思った事ないんですよ己。
ホラーとか怪談とか、あんまし得意ぢゃないんですけれどもねえ(伏し目)。
それにしても、ホント、涼しくなって参りましたですねー。
掃出し窓、開けっ放して寝るのはそろそろ。
止めないとなあと思いますです、はい(笑)。
くだんのごろごろ、が収まる頃に毎晩、上の人が。
ぎががががっと激しい音を立てて、掃出し窓を開ける音も。
涼しさと共に何だかより一層激しくなってきたやうに思いますですしね。
あ、蛇足ながら、己の住まいは地上12階。
つまりは己的ワンフロア上は13階。
部屋番号にはどちらの階にも、4の数字が含まれておりましたり(胡乱)。