凄い凄い凄い。

フラワー・オブ・ライフ (4) (ウィングス・コミックス)

フラワー・オブ・ライフ (4) (ウィングス・コミックス)

間違いなく、現時点での己的本年度最高傑作。勿論、漫画に限らず、物語と言ふありとあらゆるもの、何もかもをひっくるめて、です。何かもう、上手く言葉が出てきません。漫画家・よしながふみの凄さを改めて、思い知りました。と同時に、人生を描く、と言ふのは多分、こういふことなのだなあといふ事も、改めて。何度か泣きそうになりながら、でも、最後の頁を目にした己は、切なさで胸を一杯にしつつも、静かに穏かに、微笑んでいられたやうに思います。たとへば己が今、高校生だったなら。或いは、高校生活を終えて間もない頃の己だったなら。間違いなく、声を上げて泣いてしまっていたやうな気がします。最終巻を迎えて、この物語は己にとって本当に、大事な大事な作品となりました。有難う御座います、と、この素晴らしい物語を描き出されたよしなが先生に、心から感謝したい。そんな気持ちで今は、一杯です。