紫陽花。

――雨が降ると、ちょっとだけ優しくなるよね。
なんて、嘯いてみせた。
傘の影に隠れた顔が、微笑んでいるのが気配で分かった。
彼女はいつも、私から見えない場所でだけ、優しく笑う。
そうやって、私を甘やかしてくれる。
明るい空から降り注ぐ驟雨を穏かに受ける傘の向こう。
彼女がこの気持ちに気付いていないとも、思わなかった。
そんな風に、甘苦いものがこの胸を浸し始めたこの季節が。
いつしか私は、好きになっていた。






すみません、胡乱な小話もどきを書き散らかしましたですが。
思わずそんな妄想(ヲイ)を掻き立てられるやうな。
素敵Top絵が己的お姉さまこと、鎖六さまのサイトにご登場。
しっとりと緑や花の色が美しく色づくこの季節が。
己は実は、大好きだったりするのです。
つーことで、おのれなあいつにかこつけて。
嫁御さま(笑)こと、鎖六さま的蓉子さまに。
ちょっとした横恋慕気分な徒然で御座いましたです(マテコラ)。


ええと。
スミマセンスミマセンスミマセン!(平伏)
ロザリオ返却の刑だけは何卒、お許し下さいませ……!(土下座平伏)。