買わされました……(え)。

砂の下の夢 1 (プリンセスコミックスデラックス)

砂の下の夢 1 (プリンセスコミックスデラックス)

嘘です売り場で唆されたのは事実ですが(えー)。要は書店で発見したのが紀州さんで、裏表紙の煽り文句を読んで買う気になったのは己でした。てーか、『カルバニア物語』大好きな己としては、買わない訳にはイカンだろうと言ふ気が致しましたのです。以下、引用。→『死んだ人の魂を使って砂漠にオアシスを作るという不思議の民・ジャグロ族。チャルとフェイスはそんな一族のカップルで、どちらが男か女かわからない…?!』。ほらほらほら!読まない訳にはイカンぢゃないですか!(笑)でもってその内容と申しますとその特殊な世界観にもちょっとドキドキさせられつつ、TONO先生一流の、結構容赦の無い部分とか気持ちぐさぐさ来る部分をさらりと見せ付けつつ、最後に何処かしら暖かなもの、胸の奥に仄かなともし火のやうなものを残してゆく、そんな短編連作集でして。期待通り、いや以上な一冊でしたです。不定期掲載っぽいので続刊がどんなペースで出るのかが気掛かり極まりないですが、楽しみに待ちたいと思いますですはい。