21年目の夏。

殺意や悪意が無くても。
失われる命があって。
何故、どうして、と。
問わないでは居られない。
多くの方たちの想いや涙があって。
そんな空を遠く仰ぎ見る事しか出来ない己が居て。


忘れない事。
繰り返さない事。
ただそれだけの事が此れほどまでに。
難しく感じられるのは。
直に痛みを蒙られた方々の心に。
寄り添う事の難しさなのだと分かっていても。
でも、祈らずには居られない。
思い出さずには居られない。
この想いが、無意味だとは思わない。
忘れない事。
繰り返さない事。
一番難しい、でも、大切な事。


あの日、亡くなられた520人の方々のご冥福を。
心から、祈ります。