どの面下げて今更本日の…やねん!なツッコミかも〜ん♪(マテ)や、分類上致し方ないのでどうかご容赦を(何)。発売からかーるく一月が過ぎまして。あちらこちらで語り合わせて頂いたり、色んな方のご感想を拝見したりなどしたので、まあええかなあと思いつつも。改めて再読中なのでつれづれに。つれづれなのでこっそり小文字で(えー)。さてこの巻では、結局決着が付かないまま2学期さえも終了してしまいました祐巳ちゃんの妹問題、それもまたある程度予想範囲内で。祐巳ちゃんにせよ由乃んにせよ、それぞれの姉との問題っつーか関係性に何らかの進展がないと動けないのぢゃないのかなあと仄かに思っておりましたらばやはりメインは其処でしたか、みたいな。祥子も令ちゃんさんも彼女らなりの覚悟や決意を込めて各々の進路を選択。この辺りのお話については、己的お姉さまこと鎖六さまが『STORY*GARDEN』さまの感想掲示板で実咲さまとやりとりなされていた内容に深く感じ入りましたので己の感想は割愛させて頂いて(こら手を抜くな)。そのやり取りを拝見しながら、『いとしき歳月』までの己はどちらかと言ふと先代さま方世代への感情移入が結構強かったので、彼女たちの後輩に対する目線や思い入れもまた後輩たちに対するそれに近いまま此処まで来ていたののかなあ…なんて事を思ってみたりなどしましたです。特に学園祭以降の展開に関しては、はらはらドキドキしつつ完全に見守りモード入ってますし(笑)。後は、その段で行くと同世代なのにかなり欠落していた(笑)柏木氏への己的目線や思い入れが『薔薇ミル』から巻に至る過程で大きく変化した事も書き書きしておきませう(だからこっそりと『子羊…』辺りから読み直しに入ったりしている訳ですが今頃)。そんな中、一部(笑)で話題騒然だった本巻57〜58頁のユキチの反応、あれは祐巳ちゃん視点では「仲間はずれにされた」ので拗ねて自ら電話を掛けた…になっておりましたけれども、もしかしたら、ユキチの中ではまだ、祐巳ちゃんにとっての柏木氏は警戒すべき相手なので気を使ったのかなあ…とも取れるなあとか。細かいですがそんな事も考えてみた次第。それから、令ちゃんさんの外部入学への決意。後押しした切っ掛けは菜々ちゃんの出現だった事が「薔薇ダイ」で吐露されてますけれども、そう思って『薔薇ミル』読み返しますと、もしかして令ちゃんさん、見合いすることになった…って話をしているのに由乃んがぼんやりと聞き流した時もしや相当ショック受けていたのかなあとか。由乃んに上手に嘘が付けると言ふか…自分の心情を隠す事が出来るやうになるに至るその辺の変化を、微に入り細に入り是非どなたかに描いて頂きたいものだなあとかめっさ他力な事を思ったりした訳です。やはり、マリみての魅力ってこういふ、書かれていない部分、描写されていない時間と物語の奥行きに気持ちがするっと導かれてしまう所にあるのだなあ…と、何度繰り返したか分からない呟きを今回もまた漏らしつつ。改めて色んな隅っこに思いを致しながら楽しませて頂いております今日この頃でしたです。ついでながら、祐巳ちゃんの祥子へのプレゼント(毛糸のブックカヴァー)についての裏話を描いた『STORY*GARDEN』さまの新作SSは素晴らしかったです超お薦めです!(つーかこんな所でついで書きするなんてはしたなくてよ己)。