出勤途上、手にした一枚のビラ。
嗚呼そうだ、今日は、先の大戦終結した日になるのですか。
治安維持法犠牲者が、国家賠償を請求する為の団体なるものが。
存在することすら、今日初めて知った胡乱な平和ボケ的己ですが。
先ずは、黙祷。


戦争とはそういふものだとは言へ。
非戦闘員が居住する地域に数万発もの焼夷弾空爆する作戦は。
さて、一体どんな目的を以って実行されたのだらうかと。
そのビラを眺めつつ、暫し、ぼんやり。
終戦を目前にして二つの都市に落とされたあの。
巨大な地上の太陽も、その意識の延長線上にあったとするのならば。
嗚呼、でも、本当に。
戦争とは、そういふものだとしか言いやうがない気がしますです。
業火に焼かれる人の存在を受け止める事で生じる狂気を。
押しつぶせるだけの大義名分。
それが正当化される、恐るべき人為。


己が生きている内にはせめて。
この国が、それを正当化出来る国にはなって欲しくないなあと。
主権者の端っこに零れ落ちそうになりながらしがみつきつつ。
つくづくと、思ってみたりして。