昨夜出し損ねたゴミを出しに行く。
東にそびえる建物の向こうに昇り始める朝日。
空を行く2羽の鴉とそれを避けるやうに羽ばたく小さな雀。
陸橋の上を俯き加減に歩く、始発電車を目指す人の影。
ゴミを出し終え、さっぱりした心地でそれらを見上げ。
涼しい風を肌に感じながら煙草を咥え燻らす自分。
そういへば。
バスターミナルに申し訳程度に植わった街路樹は。
雀のお宿と化しているらしく。
日の昇るまで長い事。
夜っぴいて騒がしい鳴き声に包まれていたけれども。
その騒音も今は無く。
さて、夜通し街灯や通りを行過ぎる自動車や二輪車の音に。
騙され続けた小鳥たちは己と同じく。
まんじりともしない夜を毎日のやうに過ごしているのだと思ふと。
何とも可笑しいやうな寂しいやうな。
苛立たしいやうなどうでもいいやうな気持ちが。
吐き出す煙と共にこの胸の奥から立ち上って。
こんな風に朝を迎えるのも悪くないやうな。
そんな、一日の始まり。


そんな風に。
朝日が少しずつ熱を帯びる中で一服しながら。
ふと思い出していたのは。
夕陽が海の向こうにじりじりと落ちて行くのを眺めながら。
空が空気が少しずつ昼間の熱を失う中。
学寮のそっけなくも狭い非常非難口を兼ねた小さな露台に蹲って。
同じやうに紫煙を吐き出していた遠い日の事だったりする訳でありますです。


さて。
エアコン工事の為に電器屋さんがやって来るまでの数時間。
己は取敢えず、睡眠を摂取する事に致しますです。
皆さま、ごきげんやうです、お休み為されませ……。




お早う御座いますですー♪(ヲイ)


昨日ぼんやりと日本文学の偉大なる先達的作品に対しまして。
とぼけた雑感を書き書きしておりましたらば。
文学系サイトさまBlogよりトラックバック頂いてしまいました……(伏し目)。
本家サイトさまは真面目な武者小路実篤先生入門(?)サイトでした……(途方)。
すみませんすみません近日中に頑張って『友情』読破致しますです(平伏)。


ところで。
可南子ちゃんが髪を切ったら乃梨子とキャラ被るよねー。
なんて。
紀州さんが考えそうな事をふと思いついてしまった辺り己の脳味噌も相当(以下略)。