終っちゃったー……。

堪能しました……が寂しいです……。

エマ 10巻 (BEAM COMIX)

エマ 10巻 (BEAM COMIX)

やっぱり、アデーレとマリアのコンビのお話が一番好きです。や、こういふ関係が良いんですよー百合とかそんなんぢゃなくて(笑)。似てるやうな似てないやうな二人がこう、受け入れるとか受け入れないとかぢゃなくて、お互いを認め合っている感じとか。同じ理由で、結婚式のお話でのアデーレとハンスのやりとりも好きです。こちらも色恋とか関係無く、ああ、良いなあと。後、幕間っぽく入っていた番外編でキャンベル嬢が幸せそうで嬉しかったですし、四コマ集では色々楽しませて頂いた後に、スティーブンスさんのお話で不覚にも電車の中で涙零れそうになったりして。アーサーの寄宿舎物語はこりだけで一本のシリーズに出来そうな話でしたし、相変らずなハキムの相変らずな新し物好きにはニヤリとしましたし、ウィリアムの母上&父上も良かったですし……嗚呼もう、書き出し切れませんですよ!(笑)そんな感じで『エマ』は、絵から伝わる登場する人々一人ひとりの存在の確かさとか、一場面一場面に丁寧に描き出されたその時代、世界の空気や肌触りとか、全てが愛惜しい作品でしたが、この最終巻でも最後まで盛り沢山に贅沢に、その幸せを余すところ無く味わわせて頂きました。本当にありがたう御座いました。次回作も勿論、楽しみなのですが、己的には「6.人生三割引」「3.4インチスティレット」辺りを推しておきたいかなあと思いますです、や何となく森先生的フェティシズムをまたもや堪能出来そうぢゃないですか、この辺のお話だと!(其処?!)しかして、この作品のアンケート葉書ってなんだか勿体無くて出せる気がしないんですよねえ(笑)。