寒い時には暑さが懐かしい。

そんな感じで(何)、愈々第二巻発売!なアニみてOVA。

でもって、今回もお進物サイズ(違)もとい、初回限定版どでかパッケージにて購入。珍しい事に発売前日に棚に並んでいました近所のアニ友さんにて発見即購入。第一巻の時は見落としてしまったDVDとも思えない贈答品の石鹸セットかバスタオルみたいなサイズのパッケージも、見慣れれば今巻の冒頭でいきなりマリア様に手を合わせる姿で初登場の可南子ちゃん並に目に付きましたです〜(どんなたとへやねん)。そりは兎も角、本編です。TV版とは違い時間的な余裕があるからでせうか。全体的に間合いと言ふか、ふんだんに時間的なゆとりを持った演出が面白いなあと。後、ちゃんと通しで見たのがまだ一回だけなのですが(後はオーディオコメンタリーを流しっ放しでエンドレスリピートBGV状態/ヲイ)、原作でもあまり読み返し回数の多くない辺り(伏し目)だけに色んな部分が新鮮に映りましたですねえ。冒頭の福沢姉弟のやり取りとか喫茶店での作戦会議とか、祥祐のマリア様前でのやりとりとか。そーいへばOVAになってから祥子の表情がとてもおっとりと柔らかいものが多くなった気がしますです。TVに比べて作画の統一性が高くなっているから、とも言へるかもですが、作戦がばれてからの祐巳ちゃんとのやりとりのシーンとかは己、前巻の避暑地でのラヴラヴシーンに負けない位ドキドキしましたもの〜(汗笑)。祐巳ちゃんが、お姉さまならご自分で克服なされる筈、的な言葉を素で投げかけた瞬間からそれに続く場面の祥子の表情と台詞、あれはマリみて原作「大きな扉 小さな鍵」での瞳子ちゃんとのやりとりを読んだ後と言ふのもありましょうが、本当に相当な説得力を持ったシーンとして胸に迫りましたです。説得力、と言へばアニメって凄いなあと思ったのが、絵と音と台詞が伴う事による説得力の強さ、みたいなものを今回は端々に感じましたです。原作では、文体その他の理由もありましょうが、割合にあっさりと描かれていた花寺の面子との顔合わせでのやりとりが、彼らの個性的なキャラクターデザインや台詞回しによってインパクト大で(笑)。月光日光先輩や小林少年、マッスル高田(ヲイ)も勿論ですが、アリスが非常に良かったなあと。名前の話になった時、リリアンの面子がアリスへの共感を持って沈黙している事がはっきりと分かる演出、祥子に縋り付くシーン前後の涙、祥子の動揺を見事にフォローした祐巳ちゃんの言動、どれも確りとした説得力を持って描かれていた事に、変な話ですが、安心したのでした。その安心を以って、このまま次巻を楽しみに待ちたいなあと、心からそう思った次第です。でもって、可南子。冒頭とラストに登場した彼女も絵になることで更なる説得力を増したキャラクターの一人となる予感、大なんですよねえ……今回は本当に僅かなカットしか出番が無かったのですが、その表情、振る舞いを見ただけでものっそいドキドキしましたもん己。惚れたかも知れません(マテ)。次はある意味彼女がメインのエピソード。先行して公開されたWebラジオ版で耳にしたあの衝撃的な乙女ヴォイス(笑)に絵と動きが付いた時にどんだけの破壊力を見せてくれるのか、今から待ち遠しくて堪りませんですはい。可南子凄いよ可南子♪(オチ其処?!)