徒然に。

先だってご紹介しました素敵絵師さま宅で開催中の素敵企画。
マリみてSSコミカライズ祭り(祭りて)ですが。
その後も少しずつじわじわと作品が増えております模様。
元のお話の素晴らしさもさることながら、それを絵にし構図を決め。
コマを割って一つの作品として表現する、と言ふその技。
絵を嗜まない己から見てもものっそい事であるなあと、改めて。
皆さまのコラボ作品を拝見しつつ感じ入った次第です。


ところで。
己はものを書く時、不意に頭の中に浮かんだものをとっ捕まえて、な感じで。
徒然っと文章を書き出すのですが。
その頭の中に浮かぶものって、物凄く狭いのです。
なんてーんでせう、そりは、一つのフレーズだったり。
自分の狭い視野を通して見ている何かであったり。
その何かが人である事はめっさ少ないと言ふか。
元来、筋道の立った、小説としての結構を持った物を書くつもり無く。
本当に徒然……としか言いやうのない状態にて書き出し、書き続け。
そして書き終えるので、何て言ふのか、全然絵画的でないんですよね。
狭くて窮屈な五感の中から、極狭い視野を通して眺めたり覗いたりした状態で。
その狭い視野の中を何かが過ぎった時に、つるつると滑り出す、みたいな。
その瞬間に触感や嗅覚や或いは味覚みたいなものとか。
茫漠とした記憶の蓄積の中で引っ掛かりを覚えた何かがぐるっと己を包んで。
其処から書き出し描き流れていく、みたいな、そんな感じで。
……って、何を言いたいのかよー分からんアレですが(笑)。
そんな風に、とことん胡乱な書かれ方をして出来上がっている己的小話なのですが。
たとへば絵を専らになさる方々の目からそりをご覧頂いた時に。
どんな風に「見える」のかなあと言ふ事に、以前から大変興味がありまして。


絵や漫画を表現方法の第一をしている方から見た。
己が徒然と書き描いているものの印象。
そりは、絵心に相当欠ける所のある己には、決して見えないものですから。


だもんで、実は、己的小話全部、フリー素材として提供仕ろうかとか。
あの企画を目にした時にそんな大それた事を。
考えたりもしてみたのですが(何)。
しかして、描いて頂く為には先ず。
読 ん で 頂 か な け れ ば い け な い 訳 で (笑)。
ただでさえ胡乱な己的小話を、更にコミカライズする為に敢えて読んで下さる方も。
流石にいらっさるまいなと思い、断念してみたり。
でも、もしも、万が一にでも。
己の小話をコミカライズされたいっつーチャレンジャーな方が居られましたら。
ご一報抜きで描いて下さってもよろしくってよ(何様)とは今でも思って居りますんで。
ネットの片隅でぼそりと呟いて置くことに致しますです(アイタタタ)。