為す術の無い、全ての出来事の為に。
見知らぬ隣人の為に。
明日かそれとも、何処かの未来に。
己や己の愛する人々に降りかかる運命を想って。
それでも、生き続ける事の喜びや幸せが。
人々の頭上に降り注ぐ日もある事を願って。
ただ、祈る。
ただ、祈り続ける。


地上数十メートルの住居から。
地上の光が怖いくらいに綺麗に見える夜に。