大変なバトンが回って参りました(泣笑)。

さてそのバトン。
その名も、『自作SS(小説)紹介バトン』だそうで。


回して下さったのが、己が最も敬愛する書き手さまである。
己的お姉さまこと鎖六さまと言ふのか何とも気恥ずかしくて畏れ多いのですが。
だからこそ、リラックス&自然体で回答させて頂こうかなあと。


てーか。
いつまでも寝かせていたらどんどんと。
回答しづらくなるっつーかきりが無くなるっつーか(ヲイ)。
そんな感じでものっそい長々しい有り様になりまして御座いますです。
お時間とお心の余裕の御座います方は、続きから、どうぞ(平伏)。








<自作SS(小説)紹介バトン>
※プロフィールやSS掲載ページに置いておくと、読者に便利かもしれません。
※ノベルゲー等、その他小説系もご自由に。


◆まずはお名前と掲載サイト名を教えてください(複数可)。◆
名前:一橋@胡乱。通称・いち@胡乱。
掲載サイト:己的本サイトこと、『一橋的迷想宮』。


◆自信作、または見て欲しいと思う作品を列挙して下さい。◆
どの小話にも自信があるやうなないやうな。
ともあれ、自分的にも印象深いっつーか思い出深いものを列挙。


マリみて
「いまはもういない彼女に。」
笑顔の行方。」
「夜を駆けて〜流星群」
紅薔薇姉妹考。或いは、逆転姉妹。」
「EXIT」
「cigarette」
「kiss of life」
「遠い背中。」
「秘密。」(『好きシーンで創作30題』の08「秘められた関係」)
「海を見に行く。」シリーズ(シリーズ?)


舞-HiMEプロジェクト
「片恋暮色」
「夏に、帰る。」


十二国記
「終焉」
「普天延景」
「初勅発令後日談」
「黎明」
「傾国」


◆その作品の解説もしくは見所や熱い思いを教えてください◆
マリみて
「いまはもういない彼女に。」
いばらの森』から受けた佐藤聖の印象が全てな小話。割と己的原点な小話でしたが反響も感想も第一作「泣きたくなるような、遠い空の下で。」程頂けなくてがっかりした覚えが(笑)。
笑顔の行方。」
『レディ、Go!』から受けた瞳子ちゃんの印象が全てな小話。ちなみに、志摩子さんと乃梨子が見られて困るやうな何をしていたのかを別に書こうとして挫折したのは此処だけの(え)。
「夜を駆けて〜流星群」
己的最初にして多分最高の、令祥小話。自分でも、書いて、そして書けてよかったと心から思えた数少ない作品の一つ。
紅薔薇姉妹考。或いは、逆転姉妹。」
初の企画モノ参加作品。死ぬ程苦労しましたが凸さま一人称で行くと決めてからはするすると。メインの祥祐よりも白薔薇さま志摩子さんとやさぐれ妹モードな佐藤聖が書いてて一番楽しかった己はやっぱり白属性(属性言ふな)。
「EXIT」
色んな意味で思い出深過ぎる一作。書き上がってからの諸々の出来事の間中、そしてそれらが決着してからも尚、己にはやはり空は飛べないのだとそんな事ばかりを考えていました。だからその後、諸事情を全くご存じないとある書き手さまにこの話が好き、とのお言葉を頂いた時、己はやうやく救われた気がしたのです。
「cigarette」
企画モノ参加第三弾。つかその企画に於いて今後決して破られる事はないであらう執筆期間レコードを記録(伏し目)。ある意味、己的マリみて二次創作の完成形かも。これ以上のものは多分二度とは書けないなと。
「kiss of life」
チャット上でリアルタイム投下なんて書き方したのは後にも先にも此れだけです(笑)。独りでは 絶 対 書けない内容とテーマ。姐さんこと志音さんと、御猫さまの妄想力に、心から感謝。
「遠い背中。」
突発ユニット「夏の陸橋」三連作の一つ。「笑顔の行方。」の瞳子ちゃんを更に掘り下げて描く事が出来たのは一重に、お誘い下さった陸餅さんとご一緒した夏越月さんとのバカはなsげふがふミーティングのお陰です。つか、閉鎖されたBlogでUPされていた陸餅さんの作品、預かりっぱなしでUPするの忘れてますよ己(マタカヨ)。
「秘密。」
原作を曲解裏読みして独自設定に基づいて書いた、唯一のネタ小話。こりまた意外に反響が少なかったので流石に突拍子もないネタは華麗にスルーされるのねと、ちょっぴり残念でした(笑)。
「海を見に行く。」シリーズ
最初の佐藤聖&祥子編は、企画モノ第二弾。最初は何のつもりなくただただ不意に思いついた情景をラスト近くまで一気に打ち込んだだけのものだったのですがその後「あ、これ企画に使えるやん」と思いついてしまい、加筆して仕上げたと言ふ裏話。お陰様で最後のシーンだけで半日位苦しみました。其処までは二時間くらいで一気書きだったのに(笑)。そんな思いをして書いた最後の一文に対して、尊敬する書き手さまから素晴らしい感想を頂けて。泣けるほど嬉しかったです。2作目の佐藤聖&蓉子さま編にも、敬愛する別の書き手さまからシンプルながら嬉しい感想をメールで即日頂いたのですよね。ともあれ、海を見に行きたくなる度に己は、この流れで書き続ける事になりそうな、そんな予感のする連作だったり。


舞-HiMEプロジェクト
「片恋暮色」
演歌みたいと某友人には不評なタイトルでしたが(笑)、己が書きたい静留さんがようやっと固まったと言ふ感じで。尊敬する舞-HiMESSの書き手さまからもご感想を頂けたりして、ちょっと嬉しかった一品。
「夏に、帰る。」
「START」&「BEGIN」とどちらにするかちょっと迷って結局こちらを。静留さんがどんな風になつきちさんに惹かれていくのかに、じっくり向き合いたかったのです。今の己にはこれが精一杯でしたですが(苦笑)。


十二国記
「終焉」
己的初十二国記二次創作作品。思い入れと自信の一番籠もった小話でもありますです。漢字辞書登録すら嬉々としてやってましたなあ当時の己…(遠い目)。
「普天延景」
己的延王尚隆と景王陽子の在り方の理想形。しかして此れのお陰で随分と色んな方から「一橋さんって延陽派なんですね」と言われて吃驚した覚えが(笑)。多分、己的延王がスキンシップ過剰だからですね。寧ろ、意識してないから平気で触らせてる陽子主上、ってのが己的壷なだけだったりする小話だったのですが(えー)。
「初勅発令後日談」
ホントはこういふバカっぽい話を思いついたり書いたりするのが大好きな己は元パロディ屋(笑)。ですがどうにも技量が付いていきませんでした。コメディってホント難しいです……(汗笑)。
「黎明」
己的冢宰浩瀚&景王陽子の在り方の理想形。しかして此れのお陰で随分と色んな方から「一橋さんって浩陽派なんですね」と(以下同文)。「月下」と「凌駕」とさてどれを選ぶかちょっと迷いましたです。此処だけの話、己は祥陽派で浩瀚vs祥瓊派なもので(笑)。
「傾国」
後にも先にもこれ以上のものは書けないかと。未読の方には是非、お薦めしたいと己が言へる、唯一の小話です。




こうしてみると、カップリングとか恋愛要素とかに余り拘りがない己がくっきりと(笑)。
あ、しずなつはあれです、原作でデフォなので。
つか、『マリみて』『舞-HiME』『十二国記』それぞれ、
書きたいもの・書きたい事が重なるやうでいてちょっとずつずれている、
そんな感じが自分ではしているのですが、どうでせう?(訊くな)


◆その作品に限らず自作品のお気に入りの台詞かシーンを教えてください◆
では、先に挙げた作品は極力除外して回答してみますですね。


・「クリスマス・ギフト」で美味しい思いをしている佐藤聖に攻撃を加える蓉子さま&祥子(笑)。
・「風邪薬。」の口移し場面からラストまで。色気無くて良いなあとか(え)。
・「………祐巳さんと同じくらいに、ですか?」「いやまあ……それはさすがに内緒ってことにしとかないと」「内緒……そうですね」
・既に記憶の断片でしかもうない出来事や体験や感情を。/何を切っ掛けにしてか、いちいちと掘り起こし再生し再現しようとする、この頭の中身を。/いっそ何かでかち割ってその辺にぶちまけることが出来たなら。/さぞかし、胸がすく事だろう。
・「悔しいんです……」
・「ハッピー・ヴァレンタイン。…」の祥子の 凄 い クッキングシーン(笑)。
・「あら、うちにとってなつきさんは、なんか、何かと違いますえ?」
・「煮物にマヨネーズを大量に掛けられたら、本気で殴り倒したくなります」
・「あきません、たかが汗疹や思て油断して、折角の綺麗なうなじに痕でも残す事になったらどないするん」「き……っ! い、いちいち、恥ずかしい事、言うな……っ!」
・想いの形が違うくらいで。/おまえを、私の中から失いたくはない。
・人の為に、人を求める強さは、ほんまは。/あんたの心の中に、あったんやね。
・「月下」の、天然炸裂な陽子主上の台詞全部(笑)。
・「脆い生き物だな」
・その己の思惑のすべてを裏切り、意表を衝くほどの人物でなければ。/己が主と思い定め、すべてを捧げるには役不足というものであろう。
・「秋熟」のラヴラヴファイヤーな漣極国主従(笑)。


◆長編SSを進行状況添えて列挙して下さい。◆
・ミカン箱で以前連載していた「未完成。」(現在非公開)をいつか書上げたい(希望)。
・途中で頓挫してしまっているエンピツ雑記徒然連載「綺麗な夢のその果てに(仮)」をちゃんと書き終えたい…つか、段々静留さん視点に書き直したくなってきましたどうしやう(ヲイ)。


◆これはネタで書いたからあんまり真面目に見ないで……という作品があったら列挙して下さい。◆
ネタっつーか思いつきで書いた「Say yes.」(お題の10「追い詰める」)は正直真面目に読むものぢゃないなーと(笑)。


◆今となっては見て欲しくない作品、または封印作はありますか?◆
見て欲しくないってのは無いですねえ…書いてしまったものは仕方ないっつーか、他人様に読まれたくないやうなものはまず絶対にUPしないので。ああそう、出来栄え内容共にものっそい不本意なのは唯一「潮騒幻想」位でせうか。己には楽俊は眩すぎて無理ありました……(逸らし目)。
後、封印ぢゃないですが、『黒祠の島』と『魔性の子』の部屋は前々回のサイトリニューアル以来、UPするの忘れてて事実上放置状態。紀州さんとのコラボレート作品(何)も収録してたりしますんで、いつかちゃんと再UPしたいものですが、さて。


◆バトンを回してみたい人(複数可)◆
今は旅に出ている最中(笑)かと思うので此処は見ていないかも……と思いつつ、己的妹さまこと琴音に。帰ってきて落ち着いてからで良いので、何卒よしなに。でもって、マリみて系の方には、既に回りつつあるかと思いますので、此処は思い切って『舞-HiME』系の書き手さまに回させて頂きたく。tounoさまクラタセツさま、お忙しいかと存じますですが、此方をご覧下さっていて、尚且つ、お気が向かれましたらば、是非にお願い致したく(平伏)。




振り返って思うに、己はやはり、自分がその時書きたいと思ったものしか書いてきて居ないのだなあとつくづく。「物語を紡ぐ」事が日常となっている書き手さまや、「小説」をものすることに真摯に拘っている方を仰ぎ見るに、何とも卑小で贅沢で我侭な有り様なれども、「言葉を弄る」事を癖のやうに身に付けてしまった己が、心を揺さ振られたものに対する気持ちを表すにはこの、小話書きと言ふスタイルは捨てるに捨てられないものなのであるなあと。そんな、ちょいとずれた感慨を抱きましたです。そんな己の極めて独り言的な回答にお付き合い頂きました皆さまに、心から、感謝を(平伏)。